Across RCA x IIS 2017
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)による「Across RCA」にTokyo Design Labが参加しました。これはRCAが毎年開催しているプログラムで、学内外の有志がテーマを提案し、学生たちはその中から参加するプロジェクトを選んで参加します。学科を横断して行われるため、チーム内でも新しい化学反応が生まれるのが特徴です。
今回は、東京大学生産技術研究所の3人の教員がRCAを訪れて、学生たちと3日間のワークショップを行いました。テーマは「人工神経を用いたバイオ知能」です。
ワークショップの1日目は、どのようなプロダクトやソリューションにバイオ知能を応用可能かを考えました。そして2日目は、逆にネガティブな側面からこの研究を見ていきました。例えば、バイオ知能の利用によって生まれる倫理的な影響などが挙げられます。
バイオ知能というテーマはRCAの学生たちにとってはあまり馴染みがなく、数時間の導入で全てを理解してもらうことは不可能です。しかし、この研究が専門の池内与志穂講師がチューターとして参加し、学生の疑問に答えながらワークショップを進めたところ、非常に活発なブレインストーミングが行われ、アイデアもたくさん生まれました。
今回の取り組みについて池内講師は「学生たちは本当に積極的で、スキルやヴィジョンもあり、発想も面白かったです。僕も本気でアイデアを出したんですが、学生たちには全然かないませんでした。この研究の未来がどうなるのかをみんなと考えることができ、非常にクリエイティブな時間を過ごせました」と話しています。ワークショップ終了後の現在も、池内講師とAcrossRCAの参加者5名とは継続して議論を続けています。新しく生まれたアイデアを発表する展示とトークセッションを、5月にRCAで開催予定です。
また野城研究室の森下有助教は「デザインの考え方そのものがまだ研究者たちには周知されていないので、僕はこのようなコラボレーションを通して、デザインへの理解が深まることを望んでいます。科学者やエンジニア自身の仕事においても、新しい発想をするための切り口になるでしょうし、それによって新しい研究の可能性を切り開くこともできると思います」と、コラボレーションの意義について述べました。
ロンドンでの発表会については、詳細が決まり次第、またお知らせいたします。
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)による「Across RCA」にTokyo Design Labが参加しました。これはRCAが毎年開催しているプログラムで、学内外の有志がテーマを提案し、学生たちはその中から参加するプロジェクトを選んで参加します。学科を横断して行われるため、チーム内でも新しい化学反応が生まれるのが特徴です。
今回は、東京大学生産技術研究所の3人の教員がRCAを訪れて、学生たちと3日間のワークショップを行いました。テーマは「人工神経を用いたバイオ知能」です。
ワークショップの1日目は、どのようなプロダクトやソリューションにバイオ知能を応用可能かを考えました。そして2日目は、逆にネガティブな側面からこの研究を見ていきました。例えば、バイオ知能の利用によって生まれる倫理的な影響などが挙げられます。
バイオ知能というテーマはRCAの学生たちにとってはあまり馴染みがなく、数時間の導入で全てを理解してもらうことは不可能です。しかし、この研究が専門の池内与志穂講師がチューターとして参加し、学生の疑問に答えながらワークショップを進めたところ、非常に活発なブレインストーミングが行われ、アイデアもたくさん生まれました。
今回の取り組みについて池内講師は「学生たちは本当に積極的で、スキルやヴィジョンもあり、発想も面白かったです。僕も本気でアイデアを出したんですが、学生たちには全然かないませんでした。この研究の未来がどうなるのかをみんなと考えることができ、非常にクリエイティブな時間を過ごせました」と話しています。ワークショップ終了後の現在も、池内講師とAcrossRCAの参加者5名とは継続して議論を続けています。新しく生まれたアイデアを発表する展示とトークセッションを、5月にRCAで開催予定です。
また野城研究室の森下有助教は「デザインの考え方そのものがまだ研究者たちには周知されていないので、僕はこのようなコラボレーションを通して、デザインへの理解が深まることを望んでいます。科学者やエンジニア自身の仕事においても、新しい発想をするための切り口になるでしょうし、それによって新しい研究の可能性を切り開くこともできると思います」と、コラボレーションの意義について述べました。
ロンドンでの発表会については、詳細が決まり次第、またお知らせいたします。