RCA-IIS Tokyo Design Labの発想方法にふれることのできるクリエイティブ・ワークショップは、大学内部向けにも行っています。 2017年9月11日〜12日、また14日〜15日の二回に渡って「サマースクール」が開催されました。デザインシンキングをベースとしたアイデア出しの方法から、プレゼンテーションモックアップ制作までを学べる2日間のワークショップです。 参加したのは、生産技術研究所内で、建築、デザインエンジニアリング、バイオテクノロジー、応用科学、力学ミュレーションなど、さまざまな研究領域を専門とする学生や研究者たち約30名。Design LabからはTim Corvin、Charlotte Furet、そして亀井潤がファシリテーターとして加わりました。 1日目、最初に行ったのはグループ分けです。自己紹介も兼ねて、一人ずつ自分の研究テーマを話し、その中から気になるテーマを選んで、3〜4グループに分かれました。今回のワークショップは、この研究テーマからイノベーティブなアイデアを生み出すことが目標です。 グループ内でのアイスブレイクの後、アイデアの出し方や、出したアイデアの絞り込み方を学びながら実践し、一つのアイデアを決めて一日目は終了。 2日目は、1日目に決めたアイデアを元に、紙やダンボールを用いたプレゼンテーション用のモックアップを作成することからスタート。アイデアの抜けもれを確認するロールプレイをそれぞれ行った後、最終プレゼンテーションを行いました。 2日という短い期間ではありましたが、プレゼンテーションも盛り上がり、「家族構成によって間取りの変えられるモジュール型システムハウス」や「血管の健康状態を知るためのエデュケーションキット」など、新しいアイデアがいくつも生まれました。
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