A Collaboration with Bezalel Academy

RCA-IIS Tokyo Design Labは、イスラエル・エルサレムにあるベツァルエル美術デザイン学院とのコラボレーションを実施しました。ベツァルエル学院はイスラエルで最も長い歴史を持つ大学の一つです。これまで多くのデザイナーやアーティストを排出してきました。

プロジェクトは、RCA-IIS Tokyo Design LabのYuri Klebanovが、ベツァルエル学院のスペキュラティブデザインクラスの学生たちに、生産技術研究所内の研究室を見せるところからスタート。ウェブカメラで2つの拠点を遠隔でつなぎ、研究施設や機器を見せてまわり、研究者は研究内容を紹介しました。

ベツァエル学院の学生たちは、研究内容からインスパイアされたデザインアイデアを提案し、ビデオにまとめました。例えば、竹内研究室から発想を得て提案されたのは「ヒトの皮膚で作られたキーボード」のデザイン。一日のうち、触れている時間の長いパソコンや携帯電話のキーボードが、プラスチックからヒトの皮膚に変わったとき、どのようなことが起こるのかを考えました。

今回のプロジェクトについてマイルズ・ペニントン教授は「ベツァルエル学院の学生は誰も科学を学んだことはありません。しかし、そんな彼らの無垢な視点に、海を越えたコミュニケーションが組み合わさった結果、興味深い発想が生まれたと思います。最終的に彼らが見せた、衝撃的なアイデアは、我々としてもまったくの予想外のものでした。このコラボレーションを始めた理由は、RCA-IIS Tokyo Design Labの活動を海外に広げ、世界中の研究機関とのつながりを広げることに、大変興味があったからです。このような繋がりが増えるほど、より力強いイノベーションが生まれると信じています」と話しています。

PERSONA - Inspired by S.Takeuchi Lab